オイル交換から始めましょうか

いまさらオイル交換なんてとお思いの方もおられるでしょうが、車を一度もさわったことのない人や、今後ユーザー車検を行いたいとお考えの方が何かを始めるにはオイル交換から始めてみてはいかがでしょうか?

A.まず、ジャッキアップが必要かどうか見てください。

エンジンルームの下を覗いてみてエンジンオイルドレンボルトに手が届き、なおかつ作業を行うスペースのある車をお持ちの方はこのまま読んでいってください。
上記が不可能な車をお持ちの方はジャッキアップを行う必要がありますのでここを押してください。
B.オイル交換に必要な道具です。

  1. オイル(必要な量は車の取り扱い説明書の最後のほうに書いてあります。)
  2. オイルフィルター(オイル交換の2回に1回は変えましょう。)
  3. ジャッキ(車を上げなくてもオイル交換出来る車種は、必要ありませんが今後のために1つ買ってみてはいかがでしょうか?最近は安く買えるようになってきましたよ。(3,000円くらいからあります)
  4. リジットラック(車の下に入るときは必ずかけましょう。ジャッキだけかけて下に入るのは自殺行為です。)
  5. オイルジョッキ(無ければペットボトルの頭を切り取って代用することもできるよ。)
  6. 廃油受け(地球環境のためにも廃油はきちんと受けて処理しましょう。廃油を受けるパックも300円くらいで売ってます。)
  7. オイルフィルターレンチ(写真は専用のやつですが兼用のものもあります。)
  8. ソケットレンチ(17mm、車種によって違うのかな?メガネレンチでも結構です。)
  9. その他、ドレンボルトパッキンこれはあなたの乗っている車のディーラーまたは部品販売センターで売ってくれます。1個100円くらいです。自分でオイル交換するときのメリットといえばこれくらいかな?最近はオイル交換の工賃も無料のところが多いですものね。

C.最初にエンジンを1分ほどかけてから止めてください。

これにより、エンジンオイルが抜けるスピードが速くなります。
また逆に、走行直後の場合はしばらくしてから、作業をします。走行直後すぐに作業を行うとエンジンオイルは、100度前後になっていますので、やけどをします。

D.ボンネットを開けてみてください。

オイルフィラーキャップとオイルレベルゲージを見つけてください。画像はこちら。
そして、オイルフィラーキャップをゆるめてはずしておきます。

E.エンジンオイルドレンボルトをゆるめ、エンジンオイルを抜きます。

車の下に入ってエンジンオイルパンを探します。そこにエンジンオイルドレンボルト(17mm)がありますので、ソケットレンチ又は、メガネレンチ等でボルトをゆるめます。
ボルトの下に廃油受けを置いてから、ボルトを外します。この時勢いよくオイルが吹き出すので、廃油受けの位置を考えて置きます。画像はこちら。

F.エンジンオイルフィルターをはずします。

まず、エンジンオイルフィルターを探します。通常はエンジンオイルパンの近くにあるのですが、たまにとんでもない場所に取り付けてある車種もあります。
購入してある新しいオイルフィルターと同じ形のものを見つけてください。
見つかりましたら、先ほどの廃油受けをオイルフィルターの下に持ってきます。
そしてオイルフィルターレンチをかけて 緩めます。いったん緩んだら、後は手で回してください。この時オイルフィルターと共にオイルも落ちてきます。
画像はこちら。

G.せっかく自分で変えているのでこのまま、オイルが十分抜けるまで待ちましょう。

H.エンジンオイルを入れる準備をします。

  1. エンジンオイルをオイルジョッキに移します。オイルジョッキがなくて、ペットボトルで作業を行う場合は次にいきます。
  2. 購入してきたオイルフィルターのゴムのパッキンの部分にエンジンオイルを指で塗ります。画像はこちら。
  3. エンジンオイルが十分に抜けたのを確認した後にオイルフィルターを手で取りつけ片手で十分に締め付けます。車の整備解説書等にはオイルフィルターが接してから3/4回転させると、通常は書いてありますが、片手で十分です。
    この時、手では心配でへたに工具で締めすぎたりするとオイル漏れの原因となります。
  4. ドレンボルトパッキンを購入してあればドレンボルトより古いパッキンを取り外し新しいパッキンを取り付けます。この時注意しなければならないのは、このパッキンには方向がありますので、購入したときにお店の人に聞いておいてください。
    ドレンボルトを締め付けます。この時の締め付けは3.5k程度の締め付けトルクとされていますが、素人の私たちには分からないので、パッキンがつぶれる程度に締め付けておけば大丈夫です。画像はこちら。

I.エンジンオイルを入れます。

始めに取ったフィラーキャップの廻りにウエスを巻きます。この時中に異物を入れないように十分注意してください。
オイルジャッキに移したオイルを注入します。この時車の取扱説明書より少しすくな目の量を入れます。
オイルレベルゲージを抜いてみて量を確かめます。量が良ければ一度エンジンを1分ほどかけます。
2,3分してからもう一度オイルレベルゲージを抜いて量を確かめます。画像はこちら。
最後にもう一度エンジンをかけて下を覗いてオイルが漏れていないことを確認した後、車をジャッキアップした場合は、ジャッキアップの逆の手順で車を降ろして完了です。